シンプルな小豆のぜんざい/Simple Azuki beans with grilled rice cake

今日は1月1日の2022年の始まりです!
皆が口を揃えていうのが、なんだかお正月のような気がしないよねえーっと。
確かにコロナ後は世界中がそうなのかもしれません。
外国でお正月を迎えても、元旦の日にお餅を食べるという日本人の習慣は
私の周りの人たちだけをみても変わらないように思います。
そのお餅ですが、お餅は丸?それとも四角?っていうのは、
自分の故郷を離れると必ず話題にでる一つです。
大雑把にいうと東が角餅、西が丸餅です。
境目は岐阜県の関ヶ原辺りとか。
お雑煮の発祥である京都では、餅をついて手で丸める丸餅が
用いられるようになりました。
方や東の角餅は、江戸時代から平たく伸ばした餅を切り分ける方法で
角餅になりました。
人口の多い都心なので、作るのも運ぶのも効率よくするために
角餅が丸餅に変わってきたというのが主な理由のようです。
そして丸餅か角餅がきまったら、今度は焼くのか、茹でるのか、
醤油かみそかという話になるのですが、各地域により違ってくるんですね。
角餅・すまし文化圏:北海道・東北・関東・中部地方
丸餅・赤みそ文化圏:北陸地方の一部
丸餅・白みそ文化圏:近畿:中部地方の一部・四国地方の一部・中国地方の一部
小豆汁文化圏:鳥取県の海岸沿いの一部地域
丸餅・すまし文化圏:中国・四国・九州地方・北陸地方の一部
(参考:日本列島雑煮文化圏マップ、オリーブオイルひとまわし)
https://www.jpnsport.go.jp/anzen/Portals/0/anzen/kenko/siryou/kondate/pdf/zounimap.pdf)
大学で他県の人と会って初めて知ったのが、上記の様々なお雑煮でした。
ロンドンに暮らす日本人の間でも、いろいろな県から来る人がいるわけですから、
お雑煮の違いに話が盛り上がるんですよね。
うちは鳥取の米子市なので丸もちでした。
そして、ぜんざいは絶対だったんです。
長い間、お雑煮はぜんざいが当たり前と思っていましたから。
実は小豆のお雑煮は出雲地方だけで、極々稀なんです。
小豆ぜんざいと、そして極シンプルな醤油すましだしに、
あおさのような岩海苔を入れ、庭でとれたゆず皮をちょこんとのせる。
その二つの雑煮が我が家の定番でした。
ベジタリアンのうちでは、小豆はよく使います。
そしてよく聞くのが、小豆を炊くのはたいへんじゃない〜ということです。
いえいえ、みなさんが思っている以上に、豆を煮るのってすこぶる簡単なんですよ。
以前にも
赤レンティルの豆スープ
http://poornamatriyoga.blog67.fc2.com/blog-entry-12.html
ひよこ豆のブラウニー
http://poornamatriyoga.blog67.fc2.com/blog-entry-31.html
などを掲載しましたが、圧力鍋を使うと、ちちんぷいぷい、早いんです。
結婚してすぐに、うちの旦那さんから圧力なべの使い方は教わりました。
インドやネパールの夕ご飯時間になると、あちらこちらの家から必ずシューっという
圧力鍋の音が聞こえてきますよ!
今回は鍋でコトコト小豆を煮ました。
時には圧力鍋で時短ですぐに煮る時もあります。
作り方は鍋で煮るのとほぼ一緒です。
ただし、あまり煮すぎると豆が潰れちゃうこともあるので
我が家の圧力鍋の癖をあらかじめ知るのは大事です。
時にはマクロビオティク料理で、お砂糖を使わずにデーツを使うこともあります。
マクロビオティックでは小豆は欠かせない程よく使う食材です。
マクロビでは、小豆の煮汁を一度こぼすことはしません。(と習いました)
ちぎり昆布を入れて、強火で沸騰したら弱火にして、
水がなくなるごとに、3回ほど水を足します。
豆が柔らかくなったら、少量の塩と細かく刻んだデーツを入れます。
一般的にはレーズンをお砂糖の代わりに入れるのですが、
デーツの方が甘みが強く、おいしく仕上がります。
そう、通常は丸餅を日本から調達することがほとんどだったんですが、
今回はパンデミックで日本に帰ることができず、お餅も手に入らず
日本食スーパーで購入しました。
実際にロンドンで丸餅を見ることは、極々稀です。
丸餅か角餅か、焼くか茹でるか、
小豆の茹で方、ごく単純な違いではありますが、
味の違いを吟味しながら、いろいろ試され好みに応じて作られるといいと思います。
そうそう余談になりますが、もしきな粉餅にする時は、茹で餅の方がきな粉に絡んで
美味しくできまーす。
最近ロンドンでは、お餅のアイスに人気がでてきているんです。
一時はティーンの間で流行りすぎて手に入らなかったくらい。
雪見だいふくのような、でも味はバニラだけじゃなくて、マンゴとか、チョコととかいちごとか。
もちもち、のびのびの食感が好きな人が多いのかもですね。
シンプルな小豆のぜんざい
Simple Azuki beans with grilled rice cake
材料:
小豆 200g、 水1L、 ココナッツシュガー150〜200g、 塩 小さじ1/2
Ingredients:
200g Azuki beans, 1little Water, ,150-200g coconut sugar , 1/2 tsp salt
作り方:
小豆を洗う。洗った小豆に水を入れて(適量倍以上)5分煮たら、火を止め30分蒸らす。
小豆をざるにいれてお湯をすて(渋みをとる)
鍋に小豆をいれて1ℓの水を入れて沸いたらアクをとり、ごく弱火で40分ほど煮る。
小豆がやわらかくなったら、砂糖をいれ5分ほど砂糖をなじませ、塩を入れる。
(ぜんざいなので水の量は多めです。あんこにしたい場合は水加減を少なく3〜4倍くらいにしてみてください)
How to make it:
Wash beans. Add water to the beans (more than double the amount)
and simmer for 5 minutes, then turn off the heat and steam for 30 minutes.
Put beans in a colander (to remove astringency).
Put beans in a pan, add 1L water, remove the lye, and simmer on very low heat for about 40 minutes.
When beans are tender, add sugar, let the sugar blend in for about 5 minutes, and add salt.
( If you want to make red bean paste, try reducing the amount of water.)
スポンサーサイト
かぼちゃのココナッツカレー/Pumpkin Coconut Curry (Vegan)

12月の師走になり、ロンドンも寒くなってきました。
2日(木)のロンドン郊外では 早朝に雪が降って少し積もったために、
電車がしばらく走らなかったと、その日の午前に待ち合わせをしていた友人から
遅れるね、という連絡が入りました。
その同じ時間のロンドンの中心はというと、寒いけれど空一面が真っ青でした。
電車でほんの40分くらいのところなんですけれど、天気は違うんですよね。
ロンドンの冬は寒くなると同時に、暗いです。
ロンドンでひと冬越されたかたはご存知だと思います。
朝は7時半でも暗く、そして夕方は4時には暗くなってしまいます。
というわけで、暗い中でなかなかでレシピの写真が撮れないんですよ。
夕飯の時間になるともう真っ暗ですから。
もちろんデジタルカメラは蛍光灯だろうと電灯だろうと、
上手に明かりを調整して撮ってはくれるんですけどね。
デジタルが出回る遠い昔写真撮影を糧にしていたこともあるため、
「光」が気になるんです。
自然光で取りたいなあーと。
ちなみに今日は電灯の下での撮影です。
(撮影っていってもちゃちゃって撮るだけですが。。)
そうそう、昨日は初めて、自分がブログに書いたレシピを
あるお母さんが作ってくれて食べました!
簡単ラタトゥイユです。
http://poornamatriyoga.blog67.fc2.com/blog-entry-39.html
美味しかった〜。
塩だけのとっても簡単なレシピなので、レシピなんていうほどでもないのですが、
やっぱり自分以外の人に作ってもらって食べるのは美味しいです。
と、私は思います。
旦那さんでも、子供でも、もちろん友達でも。
さらに、ブログに載せたものを作ってもらえるということがすごく嬉しいし
それが実際に目の前にあるというちょっとした驚きは、
不思議な二重の嬉しさでした。
その料理を作ってくださったお母さんにも話したのですが、
最近益々、「旬の新鮮な食材と塩だけ」
って究極だけどいいな、美味しいなって
やっと思えるようになってきました。
時には、このブログには載せないような時間をかけた食、
香辛料などもろもろたくさん入れた食も作ります。
でもやっぱりここに載せているような、少ない調味料で、チャチャッと簡単にでき、
尚且つできるだけ多くの人が美味しいな、と思えるものを
このブログを通じて紹介できたらな、と。
そして願わくば活用してもらえたらな、嬉しいです。
さて、食材と塩。
食材と塩の美味しさを改めて 「うーん、美味しい!」 と最近感じたのは
去年の冬に、マクロビオティックを極められている方からご馳走になった
生スペルト芽キャベツバスタでした。
芽キャベツはよく聞くと思いますが、スペルト/Spelt はあまり聞かないかも、
という人もいるかと思うので、芽キャベツ、スペルトについてちょっと書きます。
イギリスの冬といったら、それもクリスマスといえば、芽キャベツしかないでしょ、
っていうくらい芽キャベツはこの時期たくさん出回ります。
去年は、近所のスーパーで枝ごと売っているのを見つけたんです。
見つけた時はすごく嬉しくって、可愛いからキッチンに飾ったり、
良さそうなのがあればよく買っていたんです。

ただ、キャベツは好きだけど、芽キャベツはどーもいまいち、っていう
いう人が案外いるんですよね。
芽キャベツにはちょっとくせのある甘さがあるかもしれません。
正直私も昔はあまり好んで食べる野菜ではなかったですから。
実はうちの子供たちも芽キャベツはあまり好きじゃない野菜の一つでして、
さすがに芽キャベツばかり、ロースト、サラダ、スープを食卓に出していたら
文句が多くなったので、買い続けるのは止めました。
キャベツのように葉が一枚一枚重なりあって巻いていて、
中心に向かって凝縮している。
陰陽でいえば、陽の野菜の一つです。
寒い時期が旬の野菜です。
ぎゅっと巻かれている、って言葉がぴったりかなと。
ちっちゃくて可愛いですねえ〜。
それからスペルト。
スペルトは古代穀物の一種です。
最近、グルテンフリー食がスーパーでもよく見られるようになってきたと同時に
このスペルトはグルテンフリーの代表として取り扱われるようになりました。
パンやケーキ作りの粉から、スペルトを使ったパン、パスタ、お菓子など。
全くのグルテンフリーではないのですが、スペルトならば小麦アレルギー
がある人でも85~90%アレルギーが発症しないことが多いようです。
日本は乳製品、卵、ナッツなどが食アレルギーを引き起こす原因の主流ですが、
イギリスでは小麦アレルギーの人も多いんですよ。
スペルトの色は全粒粉に似ています。
ただ味は全粒粉よりは軽めで、ほんの少し甘めかなあ。
やっぱり自分で感じるのが一番かと思うので、今度試してみてください。
上記私がいただいたのは、旬の芽キャベツをさっと塩茹でして、
それに生のスペルトパスタを絡め、上質のオリーブオイルをちょっとかけたものでした。
それだけなのに、すんごく美味しかった。
その後も何度か自分で、芽キャベツ生スペルとパスタを作って食べてはいるんですが、
やっぱりどうも同じにはいかないんですよねえ。
お茶を飲んではじめて、あー美味しい!って芯から感じた時のような、
そんなほっ、と思える忘れない気づきがあったんです。
懲りずに今年の冬も再現を試みています。
前置き長くなりましたが、今日はかぼちゃのココナッツカレーです。
やっぱり冬はかぼちゃの出番が多くなりますね。
そして寒いとやっぱり甘めのものが食べたくなっちゃうんですよね。
ロンドンには、いわゆるかぼちゃ/Pumpkinだけじゃなくて
いろいろカラフルなかぼちゃがあります。
いちばん主流なのはButternuts squashでしょう。
年中見るこのButternuts Squashは瓢箪のような形をしていて
中がオレンジでキュッと詰まっています。
食べたことあります?
ローストやスープにすると甘くて美味しいですし、
ものによってはかぼちゃの代わりにもなり得ます。
またの機会にレシピ載せますね。
そして Assorted Squash として毎回違う数種のかぼちゃがスーパーで並べられます。
入荷の時の旬のものが売られているんですね。
その中に時々「kabocha」があります。
イギリスでもちゃんと「kabocha」で売り出されています。
日本食材店で買っても、スーパーで買ってもあたりはずれは多少ありますが
kabochaならば、日本のものとそれほど変わらず、ほっくりした甘いさがあります。
なので私は冒険をせず「kabocha」のみを買っています。
日本では、冬至の日には免疫力を高めるために、かぼちゃを食べる風習がありますよね。
ちなみに2021年の冬至は、12月22日。
太陽の出ている時間が短く、夜が長い日です。
なんだか今日は美味しいの連続でしたが、寒くてなって家にいる機会が多くなると
みんなで暖かくして美味しいもの食べたくなりますよね。
かぼちゃココナッツカレーすぐにできるので試してみてください!
かぼちゃのココナッツカレー
Pumpkin Coconut Curry (Vegan)
[材料]
玉ねぎ大1個 みじん切り、 かぼちゃ中1個 角切り、 人参大1本 輪切り、トマト小2個 極細各切り、にんにく&しょうがそれぞれ ひとかけみじん切り ココナッツクリーム300gくらい(一缶の2/3くらい)、クミンシード大1、ガラムマサラ大1、ターメリック小1、
チリパウダー小1(好みで)、塩、こしょう(好みの量)
[Ingredients]
1 large onion, 1 pealed & cut pumpkin, 1 large cut carrot, 2 small finely cut tomatoes, chopped garlic and ginger,
about 300g coconut cream (about 2/3 of tin ), 1tbs cumin seeds, 1tbs Garam Masala, 1tsb Turmeric, 1tsp
1 tsp chilli powder (if you need), salt and pepper (as you like)
[作り方]
1 玉ねぎを鍋またはフライパンで中火で炒め、5分くらいして透明に柔らかくなってきたらクミン、にんにく、しょうがみじんを加える。
いい香りがしてきたら、切ったかぼちゃ、人参を加えて炒める。
2 蓋をして、中火〜小火で蒸し炒める。10分くらい。野菜が少し柔らかくなったらトマトを投入し、
ガラムマサラ、ターメリック、チリ、ココナッツクリームをを加える。
3 さらに蓋をして、トマトがくたっとして、かぼちゃが柔らかくほぐれるくらいまで煮る。10分くらい。
4 かぼちゃの半分くらいをつぶして甘さをだす。塩、こしょうで味付け。
[How to make]
1 Fry the onions on medium heat in the pan and add cumin, garlic and ginger when the onion becomes transparent and soft
for about 5 to 10 minutes or so. When it smelled good, add chopped pumpkin and carrots and mix them.
2 Cover and steam over medium to small heat for about 10 minutes. When the vegetables are a little tender, add tomatoes and
Garam masala, turmeric, chilli and coconut cream. It was
3 Cover with a lid and simmer until the tomatoes are loosen and the pumpkin is soft and loose for about 10 minutes.
4 Crush about half of the pumpkin to make it sweet. Season with salt and pepper.
豆腐と、大根おろしと、しそちょっと/Tofu with grated white radish with shiso

かなりの時間が空いたと思ったら、いつの間にかロンドンは夏がきています。
イギリスの夏は、日本のジメジメした蒸し暑さはありません。
6月に快晴のお天気が1週間くらい続いたので、
このまま去年のようにお天気続きか!と思いきや
その後はずっとどんよりと曇りや雨の日が多いですね。
それまでのイギリスは、「今年どうしちゃったのかしら」というほど
気温10度前後の寒さだったので、日本とズームをしていると、
日本ではキャミソールきて「蒸し暑い!」
ロンドンではトックリセーターきて「寒い!」という
ギャップがおかしかったです。
天気予報で晴れマークを見ると、
イギリスに住んでいる人にとっては、わーい\(^o^)/と、
大声で叫びたくなるほど。
もちろん、イギリスの天気は、変わりやすい、
ゆえに天気予報も変わりやすく当てにならない
というのは常識ですが。
すみません。イギリスに暮らし始めると、まずは天気の話から、
というのが常で、話がつきないんです。。。。
さて、今日のレシピも超簡単、それでもって日本人にはしみじみ美味しい
豆腐と大根おろし、それにしそをぱっとかけただけ、それだけです。
前回のブログ
http://poornamatriyoga.blog67.fc2.com/blog-entry-46.html で、
大根のことは少し書きましたが、
大根は下の方が辛くて、上の方が甘いです。
なので、
大根おろしには、甘いのが好きな方は上、
辛いのが好きな方は下が向いています。
また、大根の辛さというのは、年中同じではなく、
夏場に育った大根は比較的辛く、
冬に育つ大根は、寒さに耐えるために糖分を蓄えるので
甘みが強くなります。
総合的に考えながら、今日は甘いの、辛いのって
楽しく大根料理ができます。
そして、やっぱり暑い日には、大根おろしで、さっぱりが
美味しいですよね。
ところで、豆腐は皆さんどうされています?
日本食には欠かせない豆腐の存在。
今やロンドンでは、どこのスーパーでも豆腐は簡単に手に入ります。
その中でもCauldronの豆腐は、どの大手スーパーにもあります。
ただ、日本人がそのまま食べるには、硬すぎかな、と思います。
最近よくどのスーパーでも見る 「Tofoo」 のnaked もかなり硬めです。
どちらも日本の木綿豆腐よりもずいぶん硬いので、
たれをしっかり絡めた、フライパンで焼くステーキ向き。
「Tofoo」にはスモーク、燻製のものもあります。
その他スーパーにある「Taifun」 の豆腐には、日本では絶対に見かけない
バジル入りやオリーブ入りもあります。
実のところ、私はやはり豆腐は「大豆とにがり」に慣れているもので
あまり変わりダネは試したことがありません。
スモークは、前にいろいろなブランドものを試してはみて、
ステーキにしたり、サラダに入れたりしたことはあるのですが、
やはり落ち着くところは、大豆とにがり、または塩化マグネシウム入りの
いわゆるふつーの豆腐です。
ただ唯一「Cauldron」の「Marinated tofu」は時々利用しています。
これ、ビーフン(米麺)にあわせると美味しいんです。

夏冷奴としてそのまま食べる場合は、やわらかい絹豆腐の
「さとの雪」
[Clear spring TOFU」
のパックのものがお手軽だし、値段も上出来です。
これらは、毎日のお味噌汁にも多いに利用しています。
日本食材店セール日の時は、一パック£1ほどになるので
12個入りの箱ごとごっぞり買って行かれる方、見ますよ〜。
このパックをそのまま潰してスープに入れると、
クリームの代わりになるので、
普段とちょっと変化のあるスープを、と思うときにはオススメです。
韓国の豆腐鍋料理、スンドゥブにもこのパック豆腐使えますよ。
ヴィーガンの人にもいいですよね。
なんだか今日は豆腐の宣伝みたくになっちゃいましたが、
ロンドンでも日本食材店、韓国、中国食材店、
そして普通のスーパーでも豆腐が簡単に手に入るので、
ブランドにこだわらなければ、ロンドンでも豆腐に不自由すること全くなし!です。
いろいろ試してみてください!
豆腐と、大根おろしと、紫蘇ちょっと
Tofu with grated white radish with shiso
材料:
豆腐1丁(今回は日本食材店で買ったHouse tofu medium 3 を使用)、大根1/4くらい、紫蘇、だし、しょうゆまたはポン酢
Ingredients:
1 tofu (using House tofu medium 3 bought at a Japanese food store ), 1/4 White radish, Shiso, dashi, Soy sauce or Ponzu
作り方:
1 大根をすりおろす。
2 豆腐を食べやすい大きさに切り、鍋にいれる。(土鍋二入れてそのまま食べる時に使ってもOK)
水、好みのだしを入れて中火で煮立たせる。
3 すりおろした大根と、刻んだ紫蘇をのせる。
4 食べる直前に醤油かポン酢をかける。
How to make:
1 Grate the white radish.
2 Cut the tofu into pieces that are easy to eat and put them in a pan. (You can use DONABE when you put two clay pots and eat it as it is) Add water and your favorite soup stock and boil over medium heat.
3 Place grated radish and chopped Shiso.
4 Sprinkle soy sauce or ponzu just before eating.
揚げないハッシュブラウンポテト / Non Fried Hash Browns

今日は、朝ごはんにぴったりのハッシュブラウンポテトです。
写真のように楕円形にして一回ごと食べやすい形にしてもいいですし、
小判型、星形、円形、スティック状など色々好きな形にしたり、
フライパンの大きさに合わせてまるまるそのままでもオッケーです。
日本ではハッシュブラウンというとマックの朝食
ということで知られているようですね。
イギリスのマックに行ったことがないので、
あるかないかは定かではないですが、
ハッシュブラウンは実はかなり(米)アメリカよりです。
(英)イギリスならば、チップスかまたはマッシュポテトなので
実はイギリス人は知らない人が多いんです。
英国人によく知られているといえば、
ハッシュブラウンよりフィッシュフィンガーなんです。
イギリスの給食に必ず出る、
イギリスの子供の夕ご飯/Supper の定番、
といわれるフィッシュフィンガー。
フィッシュフィンガーとは白身魚の骨を取り、
小さく一口サイズの長方形に揚げたものです。
さすが魚とジャガイモのフィッシュ&チップスのイギリスですので、
このフィッシュフィンガーはフィッシュ&チップスの
お子ちゃまバージョンの魚のフライとも言えるでしょう。
1900年に雑誌に初めてフィッシュフィンガーが登場してから
イギリスのシンボルと言われるまで登りついたのですが、
英国のシェフ、ジェイミー ・オリバーが学校給食の改善活動
を起こしてからは給食にはとんと出なくなったそうです。
この給食改善活動は、ジェイミーがまずロンドンのグリニッジで取り組み、
そこから著名を集めた結果、当時の首相トニー・ブレア氏を筆頭とする政府から
約6000万ポンドを拠出して子供達の学校給食のサポートに当てました。
その活動はイギリスにとどまらずに、海を渡って肥満問題が深刻になってきている
アメリカの子供たちまでも広がったのは記憶に新しいのではないでしょうか。
ジェイミーは今までずっと給食に出されてきた砂糖や添加物がいっぱい入った食品、
加工食品、冷凍食品などのジャンクフードの給食を変えて行こうとしました。
そのジャンクフードの一つがフィッシュフィンガーだったんです。
給食に出されていたフィッシュフィンガーに何が入っているのかが解り、
どのように加工されているのかを知ったら、
みなあまり食べたくないものだったのでしょう。
きっと最低限の予算と時間で給食を作っていかなければならない
人たちの言い分もたくさんあると思います。
ただ、英国、アメリカに広がって学校給食の改善を行うきっかけを
もたらしたジェイミーの貢献は大きかったなあと思います。
ちなみに、ジャンクフードという言葉は英国では良く使われます。
ジャンクは英語に直訳するとガラクタの意味。
ビタミン、ミネラル、植物繊維が含まれない体にとって価値がなく、
高カロリー、高塩分、高糖分で、食品添加物もたっぷりの、
圧倒的に炭水化物と脂質、または圧倒的な糖分に
覆われている調理済み食品の総称です。
ジャンクフードの怖いのは、健康リスクもそうですが、
中毒性、依存性になるということ。
肥満になるだけでなく、脳の働きも鈍くなり、
もっともっとと、ジャンクフードを欲しがるようになってきます。
気をつけなきゃですね。
ちょうどジェイミー学校給食運動が起こったすぐ後、
うちの子たちが通っていた小学校の校舎の台所が改装されました。
キッチンは外からも中が見られるような作りになり、
ガラス張りの大きな窓から給食のおばちゃんたちが作る姿や、
作られる物も見られるようになりました。
それに伴いおやつは丸かじりの人参がよーく出ましたねえ。
日本ではぎょっとするかもですが、イギリスでは当たり前のヘルシーおやつで
子供達が生の人参を学校帰りにぽりぽり食べていましたっけ。
ちょうどその頃日本では「食育」という言葉が流行りだしましたよね。
私も食育という言葉を使っていますが、子供を育て中の親/私が思うのは、
やはり子供の頃は、親からの影響が大きいということです。
特に毎日の食は。
子供は親の与えるもの、家にあるものを食べながら育ち、
そして学校や友達の影響など少なからず出てきます。
親はまたその親からの影響を受けたり、
過去に食べてきた物への観念もあるわけなので、
だからこそ、各人の食べるものを時々改めてみつめたり、
必要ならば変えていくというのは大切なことだと思うところです。
なーなーで食べるよりも、自分で理解して
知識を持って食べることは子供達の食と繋がっていきます。
そういうハッシュブラウンも片栗粉とじゃがいもが主流なので、
炭水化物が多すぎるんじゃな〜いと言われるかもですが(笑)
だから、あえて子供が運動をいっぱいする日、
朝に食べる、揚げない
そして数ヶ月に一回のご褒美で作っています。
食は肩肘張らずに、でも意識して、ですね。
揚げないハッシュブラウンポテトの作り方
Non Fried Hash Browns recipe
材料:
ジャガイモ4個、片栗粉 大2〜3、塩、こしょう、オイル
作り方:
①ジャガイモ3個は擦りおろし、一個は小さく刻む。
②片栗粉を混ぜる。
③好みの大きさに丸め、オイルを熱したフライパンに押し付けながら弱火〜中火で蓋をして焼く、
ジャガイモが透明になってきて焼黄色が着いたら裏返して片面も焼く。
Ingredients:
4 potatoes, potato 2-3tbs potato starch, salt, pepper, oil
How to make it:
① Grate three potatoes and chop one into small pieces.
② Mix the potato starch.
③ Roll to the size you like, then press it in the oiled frying pan, cover with rid and heat a low to medium.
When the potatoes become transparent and good colour, turn them over and bake one side as well.
なすとレタスのサンドイッチ/Aubergine and lettuce Sandwich

息子と娘の学校が先週から始まりました。
かれこれ6ヶ月ぶりです。
学校が始まると共に、私の日課、お弁当作りも始まりました。
娘は、日本のお弁当派。
かたや息子は英国のサンドイッチ派。
これは変わらず過去3年続いています。
親としては、同じお弁当を持って行ってほしいんですが
息子は頑なにサンドイッチ一本。
早くさっとランチを食べたい、かさばらない、
汁がもれない、また他の子の手前、おにぎりとか
日本のものを持っていくのがいやなんでしょうね。
土曜日の補習校の時にはおにぎりですから。
そんなこんなでサンドイッチは、ほぼ毎日作っていて、
毎日具材の品を変え、パンを変え、
工夫をこらしながら作っているんですが、
でもやっぱり同じようなものになってしまいますねえ。
で、このなすのサンドイッチは、上のお姉ちゃんもたまに食べてくれる
定番のサンドイッチの一つです。
なすとレタスとマヨネーズだけ。とってもシンプルです。
時にはマヨネーズの代わりにHummusを使ったり、
豆乳マヨを使ったり、パンをバゲッドにしてみたり。
ロンドンではサンドイッチは極めて当たり前にある食事で
ランチはもちろんのこと、夕食もサンドイッチという人もいるほど。
どこの街でもあちこちにサンドイッチ屋さんがあり、
昼頃になると列ができるほど、サンドイッチは英国ランチの主流です。
80年代からは、街にある一件屋のサンドイッチやさんから、
Pret a Manger を始めとした大きなチェーンショップが出始めて大ブレーク。
今でも人気は衰えず、昼になると長蛇の列ができるほどです。
具材ですが、今でこそチェーン店や洒落た店に行くと、
ひとつひとつの味が種類分けされ、パックに入っていてそれを選びますが
昔ながらのサンドイッチやさんに入ると、カウンター越しに
サンドイッチおじさんがいて、そのガラスケースの中には
シルバーのケースに入った各種の具材が並んでいます。
その具材がサンドイッチ屋さんの特徴となるものなんですね。
よくあるものには、例えばエッグマヨネーズ、シーチキンとコーンのマヨネーズ、
また英国ならではのコロネーションチキン(チキンマヨにカレー粉とレーズンが入っている!) など。
ウエットでなくドライの気分ならば、ローストビーフ、ハム、スモークサーモン
焼いたベーコンなどがあります。
それにレタスやトマトやきゅうりなどの野菜を、好きなパンに挟んでもらいます。
余談になりますが、パンは必ず英国では Brown or White? (茶色か白?)
と聞かれます。全粒粉の食パンか、普通の小麦の白パンかってことなんです。
最近では「どのブレッド(パン)にしますか?」と。
食パンじゃなくて、ベーグルなのか、バゲッドなのか、マフィンなのか、云々。
それから飲み物。最近の傾向としては、例えばカフェラテを頼む時に
好みの飲み物をオーツ、ココナッツ、豆乳、アーモンドから
選べるところがほとんどです。
もちろん牛乳も選べて、カロリー減のスキニーと呼ばれるスキムミルクもあります。
そんなの当たり前さ、って言えばそうなんですが、
昔のロンドンのサンドイッチ屋さんを知っているから、
飲み物が選べるなんて!って思っちゃうんです。
だって、昔はコーヒーとティーの2種類しか飲み物は選べなかったんですよ。
そうそう、英語の勉強になるからって
サンドイッチやさんでバイトした友達がいました。
聞くところによると、お客の一人一人が違うことを言うんですって。
例えば、パンはブラウン、バターはたっぷり、具はベーコンをカリカリ、
レタス入れて、トマトはなし、マヨネーズ多め、などなど。
一人にこれだけ覚え、そして注文が次から次へときて、
ひとつひとつ間違えちゃいけないので、たしかに英語の勉強になりますよね。
ランチ時間になると息つく暇もないって本当です。
「パンに具材を挟む」 サンドイッチってそれだけのことなんですが、
いろいろな種類の中から具材を選び、それに飲み物を選び、
ついでにブラウニーなどの甘いおやつ、
クリスプス(英国ではポテチをクリスプスと呼ぶ)などの塩辛いおやつの
どちらかを選べれば、これはもう完璧な英国人の一食です。
おまけにもうひとつ英国で人気のBLTってわかりますか?
B ベーコン
L レタス
T トマト
これを一緒にしたサンドイッチをBLTと呼びます。今度BLTサンド見てみてください!
ちなみに、英国人にとって永遠の人気具材は
1ベーコン
2エッグマヨネーズ
3ソーセージ
4チーズとピクルス
5ツナマヨネーズ
そして、うちの人気の具材は
1アボカド
2モッツアレーラ
3切り干し大根
4アーティチョーク
5なす
この3番の切り干し大根は皆に驚かれますが、これいけます!
うちの定番中の定番なので、またレシピ書きますね。
前回のブログにも書きましたが、このコロナ中の在宅を機に、
今パン作りもいろいろ試して挑戦しているので
いずれバッチリ簡単にできるようになったら
パンからサンドイッチ作りを予定にしています。
なんてたって、後少なくとも4年はサンドイッチ作らないと
いけないかもしれませんから。。。
この英国の最高の傑作ともいえるサンドイッチ。
きっと忙しいお母さんにも役に立つことと思います。
少なくともイギリスでは!
なすのレタスのVegサンドイッチ
Aubergine and Lettuce Sandwich
材料:
なす一本、レタス、マヨネーズ、バター好みのパン
作り方:
① なすを切って、フライパンに並べ、中火で両面が色ずくまで焼き、塩を軽くふる。
② パンにバターを塗り、レタス、なすを並べ、マヨネーズをかけて挟む。
Ingredients:
Aubergine, lettuce, mayonnaise, butter, bread
How to make:
① Cut the aubergine. Line it up in a frying pan, bake on medium heat until both sides are coloured.
,Sprinkle with salt.
② Spread butter on bread、put on the lettuce and eggplant, and add mayonnaise.