食材二つだけ!簡単マッシュルームのパテ/Only two ingredients! Easy mushroom pate

今週日曜日(3月28日)からロンドンは夏時間へと変わります。
なので、日本との時差が8時間になりますね。
冬の間は暗くって、自然光で夕ご飯の写真を
撮ることができなかったのですが
これからはどんどん夜が明るくなってきます。
ただ、最近のスマートフォーンカメラは優秀ですから、
電球の下で写真を撮っても、ぶれることなく十分明るいのですが、
やっぱり、太陽光とは違うんですよね。
一応、昔はアナログの時代に写真をとっていたものなので
光というのは、どうしても気になったちゃうんですよ。
光、日照時間が長くなってくると、お花も顔を出してきました。
最近はクロッカスや水仙が咲き乱れています。
この二つを見ると、「あーイギリスにやっと春がきたねえ」、と
みんなの顔もぴかっとしてきます。
そう、今日のレシピも二つだけ。
マッシュルームと塩だけの食材をつかったパテです。
ちなみに、パテの下にあるパンは自作のサワードーです。
最初の頃、膨らますのに失敗したり、
たね(スターター)をつくるのに何度も失敗したので、
「膨らんだー!」ていう瞬間非常に嬉しかったんです。
随分前の事になりますが、今日パンが登場したので
ここで喜びを分かち合わせてください!
さて、マッシュルームってひとくくりにしていますが、
イギリスだけでも、いろいろな種類が購入可能です。
例えば、日本に馴染みのなる「生しいたけ」は
10年ほどでしょうか、昔からスーパーに並んでいます。
その他スーパーで必ずあるのは、
ー日本でも良く見る白いマッシュルーム
ーその白マッシュルームの1/4サイズのミニ
ーその白マッシュルームの10倍サイズのビッグ
ー茶色のカサのブラウンチェストナッツ
ーちょっと大きめのポートベロー
ーオリエンタルなオイスター
ー最近ではエリンギ
旬になるとワイルドマッシュルームも棚に並びます。
ちなみにワイルドマッシュルームの種類は
1万5千くらいあると言われています。
乾燥のものではポルチーニはよくあります。
それからえのき。
日本、韓国、中国系の食材店では必ずありますが、
普通のスーパーにはないです。
このえのきをつかった佃煮が、簡単でおいしいんですよ。
今度のレシピに載せますね。
しめじは、オリエンタルショッピや八百屋で見かけるくらいです。
日本によくある舞茸は、ロンドン日本食材店で
たまに見かけるくらいで、スーパーでもオリエンタルショップ
でもなかなか手に入りにくいきのこです。
今、きのこって書いたんですが、
マッシュルームって「きのこ」なんですよね。
そんなの当たり前なんですが、「きのこ」って言われたとき
あれ?なんだっけってそれ、って一瞬考えちゃいました。
ずっと「きのこ」という日本語の言葉使っていなかったので。
言葉って、使わなかったらどんどん頭から
遠ざかるなーと思います。
子供の時に覚えた言葉でも、使わないと
頭の奥底にしまわれてしまうんですよね。
忘れてしまうんです。
逆に、使っていると、どんどんと溢れでてきて、
まるで言葉の引き出しが次から次に開くように。
お友達の英国人/日本人ハーフの
2歳半になるお子さんを観察していると
毎回毎回言葉が長く、多くなってくるのが
顕著に現れています。
ぽつぽつ単語だったのが、センテンスになってくるんです。
彼は電車が大好きで日本の電車の名前をどんどん
覚えていってるのですが、なかには言葉が実際と自分の
頭の引き出にあるものとミックスしているようで、
「秋田スーパ小町」が、「秋田スバイダーコメン」。
カワイイですぅ。
うちの子供達も、美味しいものを食べるといつも
「ランパッチ」って言っていました。
これ、なんだかわかります?
メリーポピンズの映画に出てくる
「ラムパンチ」のことなんです。
その時に娘のお姉ちゃんが言えなかったですよね。
そしてそのままを弟が覚えてしまいました。
で、美味しいもの=ラムパンチ=ランパッチになったんです。
これもカワイイですぅ。
子供は、スポンジのように言葉を吸収すると言いますが、
まさしくその通りです。
聞こえたままに、どんどん増えていく。
うちの子供が小さい時に言っていましたが、
「顔が日本人だと日本語話すし、顔が欧米だと英語話すよ」と。
二つ、三つの言葉が喋れるようになると、
顔を見て子供は自然と使い分けているんでしょうね。
その子も今は日本語で接することが多いから
日本語が主流ですが、いずれ学校に入って英語環境になると、
私の顔みて日本人だから日本語喋るようになるんだろうなあ、
と今から思っています。
言葉は、存在する各物、現象などを指すために作られたものなので
言葉だけをみていると、その奥に隠れているものを
見失うこともあります。なのであまり言葉に頼りすぎてもいけませんが、
言霊(ことだま)というように、ある言葉を意識して使うことで
ダイレクトにパワフルだと思うこともしばしばです。
「身口意」と仏教でも言われるように、
思いと、言葉と、行為が一緒で一直線になるのが
一番です。
話しをマッシュルーム/きのこに戻して、
ロンドンでもしいたけは普通にスーパーでも
入手できるようになってきましたが、
このしいたけ、特に干ししいたけは、免疫力を高める、
抗がん作用があることがわかっています。
干ししいたけから出るうまみの液も、
白血球の一つTリンパを活性して免疫力を高めます。
妊婦さんに必要とされる、葉酸/folic acidも含まれています。
そして、極低カロリー、植物繊維を多く含むというのは
妊婦さん、お母さんにはうれしいところです。
しいたけには、原木と菌床があるのはご存知でしょうか。
原木と菌床の違いはというと、
収穫時間
原木しいたけは1年のうち春と秋だけ
菌床しいたけは、3〜6ヶ月周期
栽培方法
原木しいたけは、自然の原木(クヌギ、コナラ、ミズナラ、
など、どんぐりがなる木)に生え、気候状況にあわせて
養分を与えることなく自然栽培されています。
菌床しいたけは、おがくずを固めたブロック20センチほどに
タネを打ちこみ、湿度の高い真っ暗な室内で栽培され、
人口養分を与えて育てられます。
発生する期間
原木しいたけは、2年かけて菌が木にはいめぐります。
菌床しいたけは、3〜6ヶ月で発生します。
古来は、原木しいたけができる春秋2回に
収穫されたものを乾燥して出荷していたのですが、
菌床ならば1年中収穫できるので、乾燥さけないで
生で出荷できるようになったんです。
なので、ロンドンでも生しいたけが食べれるようになったのは
菌床しいたけが普及し始めたからなんですね。
進化ですね。全て。
食材二つだけ!簡単マッシュルームのパテ
Only two ingredients! Easy mushroom pate
食材:
マッシュルーム30個くらい、塩、オリーブオイル
作り方:
①マッシュルームを細かく刻む
②フライパンにオリーブオイルをしき、最初強火でマッシュルームがやわらかくなってきたら
らじっくり弱火でいためる。
③途中何度か混ぜながら、黒い色になってきたら塩を入れて味を整える。
Ingredients:
About 30 mushrooms, salt, olive oil
How to make:
① Finely chop the mushrooms
② Put olive oil in a frying pan. When the mushrooms become soft over high heat at first
then it fry over low heat.
③ Mix several times. When the mushroom turns black, add salt to adjust the taste.
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