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シンプルな小豆のぜんざい/Simple Azuki beans with grilled rice cake

お正月’22


今日は1月1日の2022年の始まりです!

皆が口を揃えていうのが、なんだかお正月のような気がしないよねえーっと。
確かにコロナ後は世界中がそうなのかもしれません。

外国でお正月を迎えても、元旦の日にお餅を食べるという日本人の習慣は
私の周りの人たちだけをみても変わらないように思います。

そのお餅ですが、お餅は丸?それとも四角?っていうのは、
自分の故郷を離れると必ず話題にでる一つです。

大雑把にいうと東が角餅、西が丸餅です。
境目は岐阜県の関ヶ原辺りとか。

お雑煮の発祥である京都では、餅をついて手で丸める丸餅が
用いられるようになりました。

方や東の角餅は、江戸時代から平たく伸ばした餅を切り分ける方法で
角餅になりました。

人口の多い都心なので、作るのも運ぶのも効率よくするために
角餅が丸餅に変わってきたというのが主な理由のようです。

そして丸餅か角餅がきまったら、今度は焼くのか、茹でるのか、
醤油かみそかという話になるのですが、各地域により違ってくるんですね。

角餅・すまし文化圏:北海道・東北・関東・中部地方
丸餅・赤みそ文化圏:北陸地方の一部
丸餅・白みそ文化圏:近畿:中部地方の一部・四国地方の一部・中国地方の一部
小豆汁文化圏:鳥取県の海岸沿いの一部地域
丸餅・すまし文化圏:中国・四国・九州地方・北陸地方の一部
(参考:日本列島雑煮文化圏マップ、オリーブオイルひとまわし)
https://www.jpnsport.go.jp/anzen/Portals/0/anzen/kenko/siryou/kondate/pdf/zounimap.pdf)

大学で他県の人と会って初めて知ったのが、上記の様々なお雑煮でした。
ロンドンに暮らす日本人の間でも、いろいろな県から来る人がいるわけですから、
お雑煮の違いに話が盛り上がるんですよね。

うちは鳥取の米子市なので丸もちでした。
そして、ぜんざいは絶対だったんです。
長い間、お雑煮はぜんざいが当たり前と思っていましたから。
実は小豆のお雑煮は出雲地方だけで、極々稀なんです。

小豆ぜんざいと、そして極シンプルな醤油すましだしに、
あおさのような岩海苔を入れ、庭でとれたゆず皮をちょこんとのせる。
その二つの雑煮が我が家の定番でした。

ベジタリアンのうちでは、小豆はよく使います。
そしてよく聞くのが、小豆を炊くのはたいへんじゃない〜ということです。
いえいえ、みなさんが思っている以上に、豆を煮るのってすこぶる簡単なんですよ。

以前にも
赤レンティルの豆スープ
http://poornamatriyoga.blog67.fc2.com/blog-entry-12.html

ひよこ豆のブラウニー
http://poornamatriyoga.blog67.fc2.com/blog-entry-31.html

などを掲載しましたが、圧力鍋を使うと、ちちんぷいぷい、早いんです。

結婚してすぐに、うちの旦那さんから圧力なべの使い方は教わりました。
インドやネパールの夕ご飯時間になると、あちらこちらの家から必ずシューっという
圧力鍋の音が聞こえてきますよ!

今回は鍋でコトコト小豆を煮ました。

時には圧力鍋で時短ですぐに煮る時もあります。
作り方は鍋で煮るのとほぼ一緒です。
ただし、あまり煮すぎると豆が潰れちゃうこともあるので
我が家の圧力鍋の癖をあらかじめ知るのは大事です。

時にはマクロビオティク料理で、お砂糖を使わずにデーツを使うこともあります。
マクロビオティックでは小豆は欠かせない程よく使う食材です。

マクロビでは、小豆の煮汁を一度こぼすことはしません。(と習いました)
ちぎり昆布を入れて、強火で沸騰したら弱火にして、
水がなくなるごとに、3回ほど水を足します。
豆が柔らかくなったら、少量の塩と細かく刻んだデーツを入れます。

一般的にはレーズンをお砂糖の代わりに入れるのですが、
デーツの方が甘みが強く、おいしく仕上がります。

そう、通常は丸餅を日本から調達することがほとんどだったんですが、
今回はパンデミックで日本に帰ることができず、お餅も手に入らず
日本食スーパーで購入しました。

実際にロンドンで丸餅を見ることは、極々稀です。

丸餅か角餅か、焼くか茹でるか、
小豆の茹で方、ごく単純な違いではありますが、
味の違いを吟味しながら、いろいろ試され好みに応じて作られるといいと思います。

そうそう余談になりますが、もしきな粉餅にする時は、茹で餅の方がきな粉に絡んで
美味しくできまーす。

最近ロンドンでは、お餅のアイスに人気がでてきているんです。
一時はティーンの間で流行りすぎて手に入らなかったくらい。
雪見だいふくのような、でも味はバニラだけじゃなくて、マンゴとか、チョコととかいちごとか。
もちもち、のびのびの食感が好きな人が多いのかもですね。



シンプルな小豆のぜんざい
Simple Azuki beans with grilled rice cake


材料: 
小豆 200g、 水1L、 ココナッツシュガー150〜200g、 塩 小さじ1/2

Ingredients:
200g Azuki beans, 1little Water, ,150-200g coconut sugar , 1/2 tsp salt

作り方:
小豆を洗う。洗った小豆に水を入れて(適量倍以上)5分煮たら、火を止め30分蒸らす。

小豆をざるにいれてお湯をすて(渋みをとる)

鍋に小豆をいれて1ℓの水を入れて沸いたらアクをとり、ごく弱火で40分ほど煮る。

小豆がやわらかくなったら、砂糖をいれ5分ほど砂糖をなじませ、塩を入れる。
(ぜんざいなので水の量は多めです。あんこにしたい場合は水加減を少なく3〜4倍くらいにしてみてください)

How to make it:
Wash beans. Add water to the beans (more than double the amount)
and simmer for 5 minutes, then turn off the heat and steam for 30 minutes.

Put beans in a colander (to remove astringency).

Put beans in a pan, add 1L water, remove the lye, and simmer on very low heat for about 40 minutes.
When beans are tender, add sugar, let the sugar blend in for about 5 minutes, and add salt.
( If you want to make red bean paste, try reducing the amount of water.)


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