かぼちゃのほっこりスープ Simple Pumpkin Soup

Saville orangeを使って、マーマーレードを作りました。
Saville Orangeは1月〜2月のほんの2ヶ月間しか出回らないので
この時期を逃したら作れません。
日本の梅とか、栗と同じ季節ものです。
今年はRiverfordのオーガニック宅配が
Saville Orangeのセットを売っていたのでそれを買いました。
オレンジとレモン(ジャムをとろーりさせるペクチンがレモンによりある)
皮もそのまま余すところなく使うのでオーガニックがより良いと。
消毒して瓶にきっちり蓋をすると2年持つんです。
このブログのレシピは、「簡単ですぐ作れる産後の、お父さんのごはん」
を掲載しているので、マーマーレードレシピは載せていません。
白皮を剥くのに結構な時間がかかるんですよ。
数年前よりは、断然気長に出来たような気がします。
中の白い薄皮は、スプーンですくって取り除くんですが、
その時のオレンジの香りのいいこと、いいこと。
においを嗅ぎながら、まるでアロマセラピーのよう。
そりゃあ、硬いオレンジの時は余計に力が入って
手首や肩を使ってギュッギュッと中の皮取りをするので疲れます。
あー休憩しようかなっと思うくらい。
でも、最後のオレンジになると、あーもっと香りたい、
と思うところは今年の収穫です。
その後、2時間ゆっくり煮詰めるんですが、
上にいる子供もおりてきて、なーにこのオレンジの匂い
というほど、家中にしばらく漂っていました。
そういえば、この前2歳になった孫の面倒を平日見ている
友達が言っていました。
「自分の子供の時には出来なかったけれど、
今は余裕があるから、孫にはできることがあるのよねえ」と。
それに夜は家にかえるでしょ。って。 時間限定です。
部屋中に孫が喜びそそうな道具を散りばめ、
ひとつひとつに工夫をしながら、毎日楽しんでいる様子。
そうなんです。うちにはまだ孫はいませんが、
ティーンになる子供をもつ私は
幼少のまさしく今子育て中のお母さんとは違います。
きっと私だけではなく、お母さんを経験している人
誰もが共通するところではないでしょうか。
どんどん子供が大きくなるにつれ、
『余裕』 ができるんですよね。
孫も、オレンジも同じかな。。。
前置きが長くなりました。
今日のレシピは、「かぼちゃのほっこりスープ」です。
もうこれ簡単すぎ。
いつものようにレシピなんて言っていられないかもです。
かぼちゃの種類によっては、甘みをますために最初にローストしたり
玉ねぎをじっくり炒めたりするんですけど、
このかぼちゃレシピは、そのまま投入するのでより簡単。
今回はこちらでも Kabocha として売っている、
日本のかぼちゃを使いました。
なんてたって、産後にささっと作れる食事がこのブログの
目的ですから。
味は自分で試して見極めてみてくださいね。
さて、今年の冬至は12月21日でしたね。
日本にいる時は確かに柚子湯には入っていました。
(庭にてんこもりのゆずがなっていたので)
そして、かぼちゃも冬至に食べる習慣が
日本にはあったそうですね。
冬至は、月の動きをもとにした太陰暦を使います。
ご存知のように一年で最も昼が短く、夜が長い日です。
(地域によって多少ずれるし、北半球に限りです。
例えば南半球のオーストラリアでは、今まさしく夏ですものね!)
昔は、冬至は一年の始まりと考えられていました。
冬が終わり、春がくること。
太陽が生まれ変わり、運気が上昇する日。
それから、日が沈むのが一番早いので死に一番近い日
ともされていました。
かぼちゃんは漢字で南京(なんきん)とかきます。
「ん」=「運」
ん、がついている保存がきく栄養あるかぼちゃを、
古代の人は、厄除けの意味をもちながら
運を上げるため冬至にかぼちゃを食べ始めたんですね。
また、かぼちゃは太陽と同じに綺麗な黄色をしているため、
邪気を払う力のある色という意味もあったそうです。
他にも 「ん」=「運」のつく
こんにゃく や、うどん、を食べれる地域もあったそうです。
ちなみに2021年の冬至は12月22日です。
かぼちゃの収穫は夏5月〜9月です。
なのでかぼちゃな夏野菜なんですよ。
夏のかぼちゃは甘みがないので、
数ヶ月保存がきくかぼちゃを置いておいて、冬に食べます。
確かに、ネパールのセンターでは夏にとったかぼちゃを
台所の片隅に置いていましたねえ。
冬至がすぎれば少しづつ日が長くなってきます。
確かにロンドンは朝8時頃まで暗かったのですが、
このところ7時半には白々と明るくなってきます。
自然は一歩一歩春へと向かっているようです。
(ロンドンまだ寒いですけど!)
かぼちゃのほっこりスープ Simple Pumpkin Soup
材料:
かぼちゃ1/2個、玉ねぎ1個、にんにく1かけ、生クリームか牛乳
バター少々、塩、こしょう適量、あればパセリ
作り方:
①鍋にみじん切りのにんにくをバターで炒め、 いい匂いがしてきたら、
角切りのかぼちゃ、みじん切りの玉ねぎを入れ、ひたひたの水を入れ中火にする。
②かぼちゃが柔らかくなったら、ブレンダー/ミキサーで攪拌する。
鍋にもどし、生クリーム/牛乳を入れ、塩、こしょうで味付け弱火で少し煮る。
あればみじん切りパセリをかける。
Ingredients:
1/2 pumpkin, 1 onion, 1 garlic, whipped cream or milk
A little butter, salt, pepper, parsley if available
How to make:
① Fry chopped garlic in a pan with butter, and when it smells good,
add diced pumpkin and chopped onions, add water and set to medium heat.
② When the pumpkin becomes soft, blend them with a blender/mixer.
Put it back in the pan, add fresh cream or milk,/Season with salt and pepper,
and simmer over low heat.If there is, sprinkle with chopped parsley.
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